ヘリオトロープ（ニオイムラサキ）
【系　 列】　フローラル系エッセンシャルオイル
【科　 目】　ムラサキ科ヘリオトロピウム属
【英語名】　 heliotrope
【和　名 】 　香水木（コウスイボク）香水草（コウスイクサ）
【学　 名】　 Heliotropium arborescens
【原産国】　 ペルー
【抽出部位】 花
【香りの強さ】　５
【精製法】　溶剤抽出法
【オイルの特徴】　キャラメルとバニラを合わせたような、温かみのある優しい香り。香水や様々な化粧品に調合されている。
【芳香分子】

◯モノテルペン炭化水素類【鬱滞除去、抗炎症、コーチゾン様、抗菌、引赤】カンフェン、δ-3-カレン(固有作用：鎮咳)、リモネン(固有作用：肝臓強壮、腎機能促進、蠕動亢進)、β-オシメン、α-ピネン、β-ツジョン、p-シメネン
◯セスキテルペン炭化水素類【強壮刺激】 α-フムレン

◯モノテルペンアルコール【抗菌、抗真菌、免疫調整、神経強壮、駆虫】リナロール

◯芳香族アルデヒド【抗菌、抗真菌、駆虫、免疫刺激、神経強壮、発酵抑制】ベンゾネイト

◯フェノールアルデヒド【鎮静】デカナール

◯脂肪族アルデヒド【鎮静】ヘプタナール

◯脂肪族炭化水素類オクタデカン、ノナデカン、テトラデカン、トリデカン

【オイルの特徴】
オリジナル香水には欠かせない精油です。
香水１０ｍｌの作り方　エタノール４：精製水４：精油２
他の精油１滴（お好みで）
２週間寝かせると香りがなじんできます。

【精油のイメージ】　香は甘く、花そのものの香が出ています。パウダリーで奥深い他には経験の無い感じさえします

【店主の一言】
お客様のリクエストで探しました。神戸のハーブ園でこの花をご覧になられて、色々な所でヘリオトロープ精油を探されたのですが、フレグランスオイルしか無かったそうです。弊社も世界中６ヶ月掛かって探しました。国内唯一のヘリオトロープ精油です

＊ヘリオトロープＡｂｓ２５％精油も御座います


[その他メモ]
　　・香り→フローラル系
　　・バニラに似た香りがあり、精油は香水の原料になる
　　・原産地ペルーではインカの時代から全草を解熱剤として利用してきた
　　・日本に初めて入った香水と言われており、夏目漱石の小説「三四郎」にも登場する
　　・名前の由来はギリシャ語のhelios(太陽)trope(向く)で「太陽に向かう」という意味がある
　　　昔の人は太陽に向いて花を咲かせると信じていたため